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■ヒトシンカ

 1989年に逮捕された幼女連続殺人犯で、まれに[[宮崎駿]]と言い間違われる。オタクという語はこの事件の報道によって広まった。アニメ・特撮・スプラッタ系などのビデオを収集していたことが話題となった。彼が最も愛好していたのは特撮ヒーロー番組であり、このジャンルは大きな報道被害を受けた。しかし、それ以上に長期的な被害があったのは、アニメ業界である。幼女連続誘拐殺人犯という肩書きには、特撮ヒーローマニアよりも「美少女の映像に群がるアニメオタク」のイメージの方が大衆にはしっくりきたのであろう。ところが、彼が事件前にビデオクラブの会報に発表した「これが私のベスト10」と題する文章では、アニメ作品は辛うじて最下位に入っていたに過ぎない。そのアニメ『怪獣王ターガン』すら、「ロリコンアニメ」や「美少女キャラクター」などという発想からは実に縁遠い作品なのである。なお10作の内訳は、6作が特撮、2作が一般向けドラマ、1作がバラエティ番組の1コーナーであった。
 オタクの(特に差別される)特徴には「優等生」「学歴[[エリート]]」「科学者」にも当てはまるものが多い。大衆的な流行を軽視しがちで、研究心が旺盛である、ファッションに気を遣わない人が比較的多いなど。おそらく当時の報道と大衆は、自分達よりも知性を持っている憎むべき連中のイメージであるこれらの属性を攻撃してもよい格好のターゲットとして、宮崎勤とその同類であるオタク達を見出したのではないだろうか。
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