*とつげき東北 [#acef0265]

 大衆が生み出す架空の概念の一つ。

 頭が良くもない人がなぜ「本当の頭の良さ」をしゃあしゃあと語れるのかはともかく、「本当に頭の良い人」にどのような性質が付与されているかを把握することを目的として、07/05/03 22:00、Googleで「"本当に頭の良い"」を検索し、膨大ににヒットした16,000件のうち上位200位中から、性質等を表すフレーズを以下にピックアップしてみた。

【大衆に理解できるようにしてくれる系】
 「すごく難しいことを誰にでも解りやすく伝えることができる」
 「イメージを的確に表現し、周囲にそれを伝えることができる」
 「難しい物事を難しい言葉を使わずに話せる人」
 「誰にでもわかるように説明できる」
【大衆の劣等感を煽らない系】
 「自分と他人を比較しない」
 「自分の頭の良さに気づいていない」
 「頭の良さを隠そうとするもの」(※上と矛盾)
 「(頭の良さを)必要以上にかくす事もせず、実際以上に大きく見せかけたりもしない」 (※上と矛盾)
 「必要のない場面で自分の知識をひけらかしたりしない」
【大衆の無能さを指摘してこない系】
 「他人をバカにしない」
 「皮肉などを言わない(敵を作らないために)」
【大衆の居心地を良くしてくれる系】
 「他人を幸せにできる人間」
 「自分の意見と相容れない意見を受け止める許容さを持っている」
 「一緒にいて疲れない(空気が読めるから)」

 一方で、実際の能力と関係する記述としては、
「知識が多い」
「発想力・アイデアが豊か、創造力に富む」
「連想力が高い、学習能力が高い」
「勉強をしなくても勉強ができる」
「数学や物理ができる」
等や、個別具体的に特定の人物や種々の結果を出している対象に対する使用が見られた。

 その他、
「幼児期の学習・発育が早い」
とか、逆に、
「幼児期の学習・発育は遅い」(※上と矛盾)
などもあった。

 これらから考察できることは、知識が多く発想力が高く数学が強いことなど、ごく普通の意味で能力的に優れた人のうちで、大衆に劣等感を与えず、彼らの無能さを暴くことなく、それどころか彼らを気分よくさせる存在が「本当に頭の良い」人であると認定されることがわかる。
 お気づきかと思うが、能力の高さを表すにはこの条件のうち前半部分だけで充分なのであって、バカがとってつけた後半の諸条件は頭の良さとは何の関係もない。バカどもを気持ちよくさせるかどうかなど、能力の高い人物の趣味や気分で好きにしてよいのである。

 また、各々の定義がしばしば矛盾していることを見ればわかるとおり、凡人は、その時の自分の都合に応じて「本当に頭の良い」人の定義を適宜変えて、自分の嫌いな相手・自分を不愉快にさせる相手ならいつでも「本当に頭の良い人ではない」と貶めることができるような自己保身的な思考形式を持っている。

 凡人たち自身が「本当に頭の良い人」になることはあり得ないため、彼らは自分にとって都合の良い人物が自分たちのために色々な能力を使ってくれるよう、好き放題要求するのである。

→本当に頭の良い人はわかりやすく書く

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