• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
 ■ヒトシンカ
 
  この言葉を使う話者がすべて人間である関係で、この語は非常に肯定的に捉えられることが多い。ひらがなで表記すると、漢字表記よりもいっそう感動的であると感じる人々がいるようだ。なお、ひらがな表記では「にんげん性」のような複合語は構成しない。  
 
 ――がつくったもの:
 
  人工物(あるいは科学技術)を卑下したいときにしばしば使われる語。ある種の思想によれば、コンピュータが人間のような心を持つことは「不可能」であるらしい。このような考え方は反科学主義と非常に仲が良い。灰谷健次郎の小説『島物語』の中で、主人公の父親が、家畜の改良品種はどうしても自然のものよりも弱いという信念を表明する場面がある。  
 
 ――と動物の違い:
 
  分類学上はヒトは動物に属するが、動物という言葉が「人間を除いた動物」という意味で使われることも多い。道具を作ること、火を使うこと、言葉を持っていること、埋葬をすることなどが挙げられている。人間と他の動物の違いについては非常によく語られるが、たとえば「クモと他の動物の違い」などについて語られたりはしない(クモと昆虫の違いについて語られることはあるが)。 
 
 ――の集中力は〜分しかもたない:
 
  15分説・30分説・45分説・1時間説・90分説・2時間説・2時間半説・3時間などがある。多すぎであり、安直にも15分刻みである。15分説には「テレビのCMが15分おきに入るのは視聴者を休憩させるためだ」という説と、「CMが15分おきに入るから今の若者は集中力が15分ていどになってしまった」という因果の逆転した説がある。特に後者はいくらなんでも無理がある。なお、かの高橋名人が「ゲームは一日一時間」と言っていたのは1時間説を真に受けたかららしい。
 
 ――を人間として扱う:
 
  この文は二つの意味で使われる。一つは人に残虐な扱いをしないということであり、もう一つは発言者が望んでいる人間観の枠内で人間を考え、そこから逸脱する場合には論理的・科学的に正当なものであってもタブーとするということである。Harre一派によれば、心理学における実験は心理学界の全ての「悪」(実証主義、機械論的モデル、S-R因果モデルなど)を具現化するものであり、人間を人間として扱うのに相応しい方法にとって代わられなければならない。
 #htmlinsert(google.txt)
 #comment
 

トップ   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS