■とつげき東北
※日記より転載


 世界的に広がる奇妙な禁煙運動と、急速な制度の整備はいったい何なんだろうか。 
 喫煙者[[差別]]は、ゲイ[[差別]]や女性[[差別]]と何ら変わらない構造を持っている。分煙すりゃいいじゃない、分煙すりゃ。 
 最初は「タバコは非喫煙者にも害を及ぼすから」ダメだといわれてたのに、でかい庁舎内のどこにも喫煙所がなくなったほど分煙が進んだ今「タバコは健康に悪いから」ダメですよ。アホですか。それだったらコレステロールの多い牛肉とかもダメですよ。酒も禁止。ていうか野菜以外食ったらダメ。もちろん目と頭に悪いテレビなどもってのほか。国民には毎日2km以上のウォーキングを義務づけるべき。 車とか超だめね、事故で年間何人死ぬと思ってんだ。
 身体の健康を促すならさ、知的健康も促してほしいよね。数学できない人は法律で禁止するとかさ。あと美的健康。デブとブスと年寄りは禁止、とか。それだったらみんな怒り出すだろうが。 
「どうして数学ができないとダメなのか!」 
「ダメだよ。頭に悪いから。で、どうしてタバコを吸ったらいけないの?」 
「ダメですね。健康に悪いから」 
「お前、法律で禁止ね。頭が悪いから」 


「個人の健康に悪いから法律で禁止する」なんてのは、リベラリズムとは間逆だよねぇ。自由の国の人たち、何してんだろう? 21世紀の新しい宗教でも作ろうとしてるんだろうか?
 自由主義、リベラリズムの骨格は、ありていに言ってしまえば「共同体(他人)に迷惑がかからない範囲で、全てを個人の意思で決定する」ということなんですよね。
 SMするのも結構、ゲイもok、悪趣味な画像を集めていても問題なし、もちろん部屋でタバコを吸うのもいいし、オタクっぽい本を読んでもいい。それが自由主義ですよ。
 タバコがダメだと言うなら、「低俗な雑誌」を読むこともダメにしないと。


※もちろん、喫煙者差別の背景に国の「医療費削減」という経済的事情があることは明らかである。アメリカがイラクに侵攻した時がそうだったように、一般に経済的事情は、道徳的事情に置き換えられて大衆に語られる。

→[[差別]]


●(コメントより。一部加筆修正あり)

 健康に悪い理由をいくつ列挙しても、「タバコを規制すべき」という結論には至らない。至るならば、肉体労働における残業や、数時間以上もコンピュータの画面を見つめ続ける業務のような、あからさまに身体に悪いことは今すぐに禁じるべきだ。
 歴史性を持たない「制度的なもの」への無批判な迎合ぶり、それを正しいとするために「科学的」根拠を並べ立てるようなやり方が、非知的と呼ばれるのである。
→[[(解説)制度としての名言]]、[[(解説)権力]]

 なぜ自殺が法的に禁じられておらず、タバコが禁じられようとしつつあるのかを考えよ。一家の大黒柱が自殺すれば家族や、その人の属する会社等の周囲の人がどれだけ迷惑するか考えよ。その中において、「健康に悪い」「家族の健康にも悪い」「周りに迷惑」といった笑うべき「理由」がタバコを規制するための「根拠」として提出されることの滑稽さを認識せよ。
#htmlinsert(google.txt)
#comment

トップ   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS