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 相手による指摘に対して投げかけられる言葉。相手があたかも些末な点に固執し不当に煽っているという印象を表明し、反論の勢いを削ぐ狙いで使われるようだ。「─を取るな」といった用法が一般的である。

 議論の場においては、ほぼ全ての言葉は厳密さを求められる。表面だけ綺麗だが曖昧な言葉、普段は心にも思っていないような場当たり的な言葉、その他名言の組み合わせは有害でしかなく、「個人的な意見自由」といった誤った認識に基づいてそれらを垂れ流すことによって自ら揚げてしまった足ならば取られて然るべきなのだ。ところが、彼らからしてみれば自分のキレイな意見が自分以外の何者かによって穴を開けられたという事実は我慢ならない。けれど元々脆弱であった彼らの言説に空いた穴を今更修復できるはずもなく、結局のところ、掲題の語を臆面もなく振りかざして相手の正当な権利を奪いにかかるしかなくなるのだ。

 掲題の名言を使ってきた者に対しては、相手の主張のどのあたりが取るべき揚げ足となっているかを具体的に解説してあげるのが正しい対応だが、そこからさらに、相手が単なる揚げ足と認定した意図を暴いて知的態度で持って解説してあげてもいい。

(議論テク)大衆論法:態度批判


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Last-modified: 2017-01-26 (木) 19:42:29 (270d)