Revin

 何かの事故や人災などによって悲劇的な不幸に見舞われた人や団体などに対し、それを笑ったり揶揄したりする人や言動を称してこう言う。
 実際にその不幸の渦中にある人が自分で言うのではなく、決まって全く関係のない人間がこの言葉と共にたしなめるのが通例であり、またそう行動しなければならないと多くの人に刷り込まれている行動ルーチンである。→常識

 この言葉は道徳の性質を思い出せば容易に納得することのできる産物である。上記のような積極的な行動を人々に強いることに成功している理由としては「自分が被害者に回った時のための保険」というより、自覚的にせよそうでないにせよ「可哀想な人を保護してあげている」愉悦に基づいていることが大きい。→(解説)義憤

  • 私は揶揄する側の心理に興味があります。 -- 月 2006-05-11 (木) 08:54:08
  • じぶんと何も関係のない人が死のうと、苦しもうと、ワイドショー的関心以上のものを感じないというある意味では健全で常識的な感覚すら、世間では「揶揄」として受け取られるわけです。 -- ろ 2006-05-11 (木) 16:49:32
  • その感覚は理解できます。が、それをわざわざネットなど多くの人の目に触れる場所で表明する心理に興味があります。 -- 月 2006-05-11 (木) 19:57:55
  • 他人に損させ、自分が相対的に得すると感じることは、人にとって幸福だからです。特に、自分が幸福でない場合がそうです。例えばテストの点数が悪かったとき、周囲の友達の点数も低いと、やはり安心する。これも「周りが悪いことによって、自分が相対的に得する」ことの表れだけれども、こちらについてはあまりとがめられませんね。 -- とつげき東北 2006-05-12 (金) 00:33:55
  • ネットにおいてするのは、匿名性があることと、多くの人に対して一気に損をさせられるからですね。 -- とつげき東北 2006-05-12 (金) 00:34:39
  • 自分がどんな「悪意」を持っているのかを、よくよく観察し、なぜそうした悪意を持っているのかを分析することで、初めて「悪意」を相対化できると思います。だって善悪にうるさいような人は確実に心が狭いですからね。私のようにおだやかな心の持ち主になるために(笑)、月も、人の悪意にではなく自分の悪意に興味をもってみてはいかがでしょう(笑) -- とつげき東北 2006-05-12 (金) 00:39:20
  • コメントということもあって思いつきで垂れ流しますが、「悪意を共有することによるコミュニケーション」の場とでもいうべきものが、今は存在します。昔は少なくとも一般人の目に触れる場所ではなかったと思いますが、2ちゃんねるや、「低俗な」雑誌などはそうですね。善意を共有することが、普通のコミュニケーションだった。このあたり詳細を論じてみると楽しいかもしれません。 -- とつげき東北 2006-05-12 (金) 01:05:35
  • 他人の悪意の分析は、自分の悪意の分析につながっていくのでは?人間本質はそんなに変わらないと思っているので。あと、「悪意によるコミュニケーション」て、「善意によるコミュニケーション」と同じくらい退屈そうなんですけど(笑)・・・ネット上の「過激発言」は、慣れてしまえばみんな判で押したような文章ですよ。「ああ、またか」って思うだけです。はっとさせてくれるような文章には、なかなかお目にかかれません。 -- 月 2006-05-12 (金) 14:44:41
  • 「悪意を共有することによるコミュニケーション」そのものに身を投じろとは言いません(笑) そういうコミュニケーションが発達してきた構造とか背景を考えると面白いよ、と私は書いてますよね。 -- とつげき東北 2006-05-12 (金) 21:20:41
  • 実は最近考えてはいるのですが、よく分かりません。「他人を見下す若者たち」とかいう本が本屋に並んでいて、ちょっと気になっていますが購入には至っていません。 -- 2006-05-12 (金) 23:59:44
  • おれも実はまだあまり考えてません(笑) ただ、悪意の共有、それも国単位とか地方単位ではなくて、物理的には散在的でありながら論理的には局所的なそれは、物理的な局所性が共有のための必須条件であった「昔」と違って、やはり新しい」。月もなんか書いてみたらー? あ、名前入れ忘れてるね(笑) -- とつげき東北 2006-05-13 (土) 01:12:47
  • 悪意の共有コミュニケーション(?)は、ネットの発達と関係あるのかも。 -- 月 2006-05-13 (土) 08:27:03
  • 私がここに著者として書くのはどうなのかな(笑)だってやっぱり私は名言側の人間ですからね。俯瞰して眺めるのは好きですけど。 -- 月 2006-05-13 (土) 08:29:31
  • 揶揄などの悪意が面白いのは「禁止されているから」という理由もあると思います。多くの人が必死に防衛しようとしているモラルのラインを余裕でぶっちぎる快感は、相対主義への理解とはさほど関係なく感じることができると思います。 -- Revin 2006-05-13 (土) 12:16:13
  • 例えばフランスだと、若者のデモで法律の成立がひっくりかえっちゃったりしますが、日本の場合は若者の反発のエネルギーが、外向きではなくて内向きに向かっているように見えます。「快感」の種類は同じはずなのに、この違いはなんだろう?と思うことがあります。 -- 月 2006-05-13 (土) 23:50:02
  • >とつ氏 月氏 -- 井中蛙 2006-05-14 (日) 01:14:35
  • ごめん間違えて送信した。 >とつ氏 月氏 「不謹慎な揶揄」の一例として俺が2ちゃんねるで遭遇したある出来事があった。古今東西のロボットが集合するとあるゲームについて語り合う板があるのだが、そこにある日「○○氏逝去!!」というスレがたった。(いちおう伏字にしとく)○○氏というのは「ゲッ□ー□ボ」とか「ラ□ディーン」とかで活躍していた声優の名であり、そのゲームでも毎回出演していて、名前を知らない人はまずいなかったといっていい。(とつの世代ならわかるだろう、ケン□ロウの人だよ) -- 井中蛙 2006-05-14 (日) 01:17:29
  • しかし実際に逝去したのはその声優と同姓同名の別の人物だった。その同姓同名の人もどこかの企業の社長だかで大物らしく、その死はニュースにも出たわけだ。それを見た>>1が、奇遇に思って(おそらくジョークで)スレを立てたのだろう。もちろん板の性質上、声優の方だと思い込んでびっくりした人も多かった。(もっとも>>1はそのニュースの記事にリンクを張っており、驚いてスレを開いた人もすぐ自分が「だまされた」ことに気づいたわけだが)それで「なんだぁ。同姓同名かよ」とあきれる人がほとんどだったろうが、中には>>1に対して「義憤」に基いた攻撃を行うものが現れた。 -- 井中蛙 2006-05-14 (日) 01:18:45
  • 「通報しますた」というお決まりの文句から、「不謹慎だ」という正に掲題の語、「○○氏の遺族の気持ちがわからないのか?」という悲しみの代弁、「むしろ>>1が死ねばよかったのに」「人の死をネタにする>>1には死んでほしい」という2ちゃんねる特有の過激な発言(どれも「判を押した」ようなものばかりだが)が、次々と>>1への憎悪と共に書き込まれた。まあ、100レスくらい書き込まれてすぐにスレは落ちたが、そのレスの大半は>>1への攻撃であった。 -- 井中蛙 2006-05-14 (日) 01:20:08
  • とまあこんな事があったんだが、こっから話題がうまくつながらん。せめて「具体例の一つ」として話のタネにしていただけたら。 -- 井中蛙 2006-05-14 (日) 01:21:44
  • 「笑い」は「暴力」につながってる、と北野武が前にテレビで言ってました。そういう意味で言ったのかどうか分かりませんが、笑いに限らず、公の場で表現をする時は、それを受け取る人を不愉快にさせる可能性がある、ということを念頭に置いておいた方がいいとは思います。 -- 月 2006-05-15 (月) 06:03:25
  • >月さん もちろんそうです。しかしあらゆる表現は人を不愉快にさせる可能性があることも思い出してみて下さい。例えばここで散々挙げられている名言を発する大衆に対して「いい加減にしろ」と不快に思う人もいるかもしれず(我々はこうして運よくそれら「名言」を笑うことのできる機会を得ていますが、そうでなくイライラさせられている人もいるでしょう)、そうした人を不愉快にさせる可能性も、容易に想像できます。 -- Revin 2006-05-15 (月) 08:06:13
  • 溺れていた犬を助けたといった美談に、心の中で唾棄している「かわいそうな人」も居るかもしれません。もちろんこれは「極端」な話ですが、不謹慎と言われるブラックユーモアに限らずあらゆる表現は、今書いたように同じ構造で人を傷つけることがあることを考えてみるといいと思います。 -- Revin 2006-05-15 (月) 08:06:38
  • >井中蛙さん 2chは茶化しては居ますが、確実に「不謹慎」の言葉を生むような道徳的背景が働いていると思います。オレンジレンジのパクリ騒ぎなんかも、人が死んでいないだけで「義憤」の表れですね。 -- Revin 2006-05-15 (月) 08:10:49
  • ちなみに、Revinがオレンジレンジのパクリ騒ぎに関してその「義憤」の醜さを評した文章があります。多くのニュースサイトに(比較的肯定的な見解と共に)リンクを張られた過去があります(笑)。よければご覧下さい。こちら→http://www.trap-school.com/zakki/2005_01.htm#050115 -- Revin 2006-05-15 (月) 08:13:45
  • ん?私も「笑いに限らず、公の場で表現をする時は、それを受け取る人を不愉快にさせる可能性がある」と書いてますよ。で、要するになにを言いたいかというと、表現をするってそれだけ覚悟がいるんじゃないか、ということです。特に一般に「正しい」「美しい」とされているものを本気で相対化させたい場合は、かなりの文章力もいるのではないでしょうか。そして、どんなに巧みに表現できたとしても、理解できない人には理解できないんですよね。 -- 月 2006-05-15 (月) 12:18:30
  • オレンジレンジについては、ほとんど同意見です(笑) -- 月 2006-05-15 (月) 12:20:46
  • >Revin氏 その文は以前読ませていただいたことがあります。確かにレベルの低い叩きは困りますね(笑)。せめて何かを攻撃するときくらいは知的でありたいと思っております。 -- 井中蛙 2006-05-16 (火) 22:42:33
  • >Revin氏 その文は以前読ませていただいたことがあります。確かにレベルの低い叩きは困りますね(笑)。せめて何かを攻撃するときくらいは知的でありたいと思っております。 -- 井中蛙 2006-05-16 (火) 22:43:12
  • 2回書いちゃったら、どうあがいても知的ではないわなぁ・・・← -- とつげき東北 2006-05-16 (火) 22:53:54
  • あれれ。何故二度書き込まれているのだ?( -- 井中蛙 2006-05-17 (水) 00:07:07

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Last-modified: 2010-08-24 (火) 18:41:24 (2861d)