とつげき東北 †
「今年1−11月に全国の警察が認知した刑法犯は、昨年同期より26万件(11%)少ない計210万3648件で、通年でも昨年の256万件を下回り、3年連続で減少する見込みであることが22日、警察庁がまとめた犯罪情勢で分かった。」
(共同通信) - 平成17年12月23日7時58分更新
「凶悪犯罪は年々増加し、社会はどんどん悪化し、人々の心はますます荒みつつある」と嘆くこと自体に快楽を見出している「被害者になりたがり」な手合いにとっては、事実としての犯罪件数の低下ほど残念なことはないだろう。
実際、この11%もの認知刑法犯罪件数の低下(なおかつ、3年連続の低下)という、道徳的市民にとって大いに喜ばしいはずの出来事は、ジャーナリズム的言説においてはほとんど取り上げられなかった。もちろん警察庁等への賛辞もなかった。
増えていないはずの「凶悪犯罪」の「増加」がうれしそうに取り上げられ、善良な市民によって必要以上に嘆き悲しまれ、警察官等の不祥事が奇妙なほど紙面をにぎわせるのとは逆に。
- age 2007-09-18 (火) 03:39:26
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Last-modified: 2010-08-24 (火) 18:41:22 (2798d)