■ヒトシンカ

 正しい者が、間違ったものを許すのであろうか? 正義が悪を許すのであろうか? そうではない。強い者が弱い者を許すのである。このことを前提に、3種の使われ方をする。1つは、強者が弱者を「許してやる」ことによって、相手に自分が「許してもらう」弱者であることを強調し、屈辱を与え優越感に浸ること。2つ目は、弱者が強者に「許してください」と頼むこと。相手に強者であることの満足感を与え、それ以上の攻撃を回避しようとするのである。最後のひとつは、攻撃をしたくともできない弱者が強者に対して「相手を許している」と自己を欺瞞し、心の中だけで強者になった気分を味わうというものである。吉本新喜劇などで見られる、敗者が「今日はこのぐらいにしといたろか」と捨てゼリフを吐く古典的なギャグにこの心理を看取することができる。


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Last-modified: 2010-08-24 (火) 18:40:41 (2949d)