とつげき東北

 為政者が得票するために口にする殺し文句。

「悪」を常日頃から探し求める善人たちは、「最近の若者は」「昔は良かった」といった思いから、犯罪の増加を憂い、「何かが変わらなければならない」と切実に感じ始める。
犯罪の増加

 資源の有限性の臨界点に接近した先進国は、必然的にアメリカのように世界規模での資源奪取・開発推進(グローバリズム)の方向に向かうか、それともオルターグローバリズムの可能性を模索するかといった選択を迫られるものだが、規模は違えども日本においてはじつに素朴に「経済回復」のための「改革」が必須であると信じられ、より「生産性」が高く「効率的」な社会構造への変革が求められつつある。ホワイトカラー・エグゼンプション制度の導入が、果たして労働者にとってどのような好影響を見せるのかまったく見えない。
 個々人の業務効率をひたすら向上させ、有業者を疲れ果てさせ、一方で失業者を増やすことがそれほど大切だろうか。「豊かな世界」を実現するはずのグローバリズムによる一連の「開発」によって、各地域がボロボロにくだびれてゆくのを受けて、グアテマラの農民指導者は「貧乏人をそっとしておいてくれ、もう開発の話は聞かさないでくれ」と語っている(アラン・グラ著『権力の脆弱』ファイヤール社)。

「何かが変わればよくなる」という素朴な信念に基づく改革願望と、それを受けた安直な政策決定による税金の大量消費は、成熟社会を迎え「大きな物語」が喪失した現代においても、未だに物語を相対化できない精神弱者たちとそれを利用する者たちによる、壮大で滑稽な演劇にほかならない。

  • このサイトのデザイン改革する事がなりよりも先決だろ。(笑) -- あ 2007-01-13 (土) 00:41:53
  • 原田 2007-07-08 (日) 13:12:53
    経営学の歴史とは改革の歴史だと言えば事足りる。フォードの大量生産方式からウェルチの大型リストラに至るまで企業は拝金主義を金科玉条とした改革を幾度となく繰り返して来た。ここでそれらを批判するつもりはない。ダンテの神曲に倣えば『ただ見て過ぎよ』となる。ではどう見るか。例えばライブドア事件。『ホリエモンとはゴエモンである』とする。天下の大泥棒石川五右衛門は過去の人とあってその鮮やかな手口から大衆の人気者である。ならば平成の大泥棒ホリエモンもその大胆不敵さにおいて負けてない。単に槍玉に挙げるのは不粋というものである
     
  • ここまで読んだよ 2009-10-19 (月) 18:11:51
    この手のウィキが大衆の意識「改革」を画策しているのか、はたまた大衆を嘲笑してるのに過ぎないのか、意見の分かれるところではあるな

    意識「改革」を目指しているのであれば、掲題の文字通り「壮大で滑稽な演劇にほかならない」わけだが
     

  • '''' 2015-12-18 (金) 08:29:27
    馬鹿は往々にして治らない
     

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Last-modified: 2015-12-18 (金) 08:29:27 (1009d)