とつげき東北

 相手に喫緊に実行させたい事柄等について「○○することが―」等の用法を当てはめることで、行動等を恣意的に操作することが可能であるばかりか、わずかに異なるタイミングで全く別物を列挙することも許容された、形容矛盾しがちな語彙。

 10/01/26現在、Googleで「一番大事」を検索し、状況や対象への依存性が低く、人生一般に該当すると思われるものを取り出すと、例えば以下が浮かび上がる。
・(若い頃の)勉強
・カネ
・親
・気づき

「一番大事なものが複数あるじゃないか! 矛盾だ!」と熱くなるのは差し控えよう。
 大事さをDと置くとき、その物理学的単位がkg(キログラム)なのか、モル/リットルなのか、筆者は寡聞にして知らないが、ひとまず、「勉強をし、カネを稼ぎ、親を思いやり、正体不明の何事かに『気づく』」ことが、それぞれ等しい値D=dを取ると良心的に解釈すれば、矛盾ではない。
 ところが、個々人が単位時間あたりに発揮できる能力Aがほぼ一定であるとすると、「一番大事なもの」がn個ある状態では、1つあたりに注げる能力は高々A/n程度であり、A/n>dが要請される。
 以上から、nが小さければ小さいほど安定的であり、仮に矛盾ではなくとも、「一番大事なもの」の大量列挙は逆効果となることが理解できる。

 1991年、「大事MANブラザーズバンド」は、ズバリ『それが大事』という曲中で「負けないこと・逃げ出さないこと・投げ出さないこと・信じぬくこと(略)それが〜一番大事〜♪」と歌い上げ大ブレイクしたのだった。
 多くの視聴者にとって、この「大事の列挙」があまりにも負担となって嫌悪されたのか、それとも、当該バンドが当該曲のみを過剰に大事にしすぎて後続の曲が日の目を見なかったためなのかは検証不可能だけれども、その後当該バンドが鳴かず飛ばずフェードアウトしていったのは紛れもない事実である。
 ことによると、彼らは一番大事にすべき何かを見誤ったのかもしれない。

  • '''' 2010-01-27 (水) 03:40:40
    大事MANが「それが大事」を大事にしすぎてその後売れなかったってネタ某漫画で見たんだけどパクったんすか・・・?
     
  • とつげき東北 2010-01-27 (水) 10:02:22
    そんなネタは1993年くらいには学校の友人たちの間でやりとりされてたもの。さらにその後関西ローカルの漫才番組でも無名の漫才師がネタに使ってた。
    つまりパクり行為があるとすれば、そのマンガ家がわれわれのネタをパクったというほかない。
     
  • ここまで読んだよ 2010-01-27 (水) 18:09:33
    「蒼いウサギが寂しくて死んじゃうよぉ♪」という当時ヒットした?歌で、「世のウサギは寂しさで死ねる」と誤解を生んだのと同じ間違いと言うか・・・・
    思い込みって、それが一番大事>>''''

    「蒼いウサギ」は、これから高額で取引される粉状のモノの隠語になりそうだけどな
    多量摂取すれば生命的にも人生的にも死亡するし、常習性も再帰性あるし、まさに、それが「一番大事」ってなる品らしいしな
     


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Last-modified: 2010-08-24 (火) 18:40:32 (2703d)