Revin

 ある芸人や作家、アーティストなどがした発言や行動、あるいは出した創作物などが自分の期待外れだった時に、しばしば発せられる言葉。(例:「これまで私は笑い飯のファンだったが、今日の漫才はひどかった。今日限りでファンをやめる」「ムックはメジャーデビューしてからポップスに転向して媚び始めた。失望した」など)
 重度の場合には本人にそう言い放つケースもある。(筒井康隆氏が新聞に連載した小説『朝のガスパール』では読者投書も作中で紹介されたのだが、小説が気に入らなかったので筒井氏本人に「ファンをやめます」と送っていた愚かな読者が居た)

 問題は「ファンをやめる」こと自体ではなく、それを公言することである。自分が楽しめなかったというだけのことを、あたかも「正しい感性の私」が「悪い方向に行ってしまったあの人」についていけなくなったのだとすることで、発言者の正しい見識・審美眼を(無根拠に)示す効果を狙っている。あるいは本人にこれを告げる場合は「ファンに見放されるのではないか」と本人が焦る/(発言・創作物などを)自分の気に入る方向に軌道修正させるなどという実現しようはずもない意図があるか、単なる悪意であるかだ。
 どこの馬の骨ともただの馬鹿ともわからない一般人がファンをやめる宣言をしたところで、何一つ変わらない。そいつ一人居ようが居まいが笑い飯は引退しないしムックは解散しない。他のファンの一部に対するただの悪口に過ぎないのである。
 年末恒例のお笑いテレビ番組「M-1」が終わった後は、特にこの名言はよく見られる。また、こうして「ファンをやめた」連中は、いまだファンである他者を「信者」としてさらに悪意を放つこともある。

引退
信者

  • 発言のパフォーマティブな意味に無自覚すぎて恥ずかしいよね。「引退宣言」と同種の構造かな -- マネ 2006-12-26 (火) 06:16:41
  • 確かにそうだね。関連としてリンクしてみた。 -- Revin 2006-12-26 (火) 09:46:28
  • あっそ で終わるな -- あ 2006-12-28 (木) 04:04:53
  • 雪風 -- 2006-12-28 (木) 14:56:39
  • 雪風・・・そういった形での自分の思想の表現を否定する根拠がよくわかりません。もっと効果的な方法があるとでもいうのでしょうか。できればその方法もあわせて教えていただくとありがたいです。 -- 2006-12-28 (木) 14:58:20
  • >雪風さん 「ファンをやめる」という表明が「名言」である理由が判らないということでしょうか? この言葉が語られる時、多くは周りの人へのアピールです。まるでそいつにつまらない思いをさせて気に入らせなかったことが大罪であるかのごとき振る舞いをもって、こんなやつら見放すよ、などと、今まではファンであったことがにわかには信じがたいほどの豹変っぷりで声高に宣言する人は珍しくも何ともありません。そこから「信者」叩き側へ流れてファンを攻撃するとまさに名言コンボです。ですからこの場合、人に表現しようとすること自体が名言性をもった行為ということになります。 -- Revin 2006-12-28 (木) 20:09:37

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Last-modified: 2010-08-24 (火) 18:40:26 (2951d)