岩倉人

 情報を他人に効率よく正確に伝えるための能力。

 企業が学生に求めている能力の中で最も重要なもののひとつとして就職雑誌などでよく語られる。
ところが実際は日本で普通に働くものにとって純粋な意味でコミュニケーション能力の有無が問題になることは稀である。
普通のサラリーマンが、大して抽象的でもない日常的なやりとりができなくてもどかしい思いをするなどということは,
彼が日本の小・中学校程度を卒業して読み書きそろばんが最低限できる人なら考えにくいことである。
(大学受験を経験したものならば、英文和訳問題で"communication"を「コミュニケーション」とカタカナでそのまま訳すのか、「情報伝達能力」などというきわめて硬く、日本語として不自然な表現に訳すかで悩んだ経験があるかと思うが、そのことがいかに「コミュニケーション」などというものが普通の日本人にとって縁遠い概念かを示していよう。
もともとそんな概念は日本語にはありはしなかったのである。)

 「あいつはコミュニケーション能力が足りない」などとという発言に見られる典型的な使用例においては、
単に当該者の会話表現が自分たちの小さなコミュニティのニュアンスにそぐわない方法であったというだけで、「情報をコンパクトに伝えれるか」という原義の意味とは関係ない意味で使われることがほとんどであり、それは自分たちのコミュニティに馴染めないものをはじき出すためになされた権力行使の発露に過ぎない。

 新しいコミュニティに加わったときに、そこでの新しい人間関係に応じて笑いなどの感情を共有できる程度の、「普通の」適応能力がある大多数の日本人にとって、コミュニケーション能力云々を論じた本や講座がいかに馬鹿げているかは明白である。にもかかわらず、コミュニケーション能力の重要性を訴える主張に啓蒙される就職活動中の学生は後を絶たない。

 彼らは、このような浮いた概念を捻り出さざるを得ない苦しい構造そのものが、就職活動における面接試験という儀式の曖昧さと、学歴による選抜の隠蔽を露呈していることに気づかねばならない。就職活動で成功するためには、3流大学でコミュニケーション能力とやらを磨くのではなく、一流大学に行くべきであるという気づきは本来ならば中・高生のうちになされて当然である。

  • 国王 2007-03-27 (火) 02:30:44
    コミュニケーション能力
    =バカのくだらない話題を聞いてあげれる能力
     
  • 藤花 2007-03-28 (水) 15:29:37
    就職本を買わせるためのコピー。学歴という指標が最も効果的という真実に気づかせるより、一から勝負できそうな(もちろんそんなわけないのだが)「コミュニケーション」というコンセプトを打ち出すほうが有利だということ。
    一握りの一流大卒や能力ある人間、以外の人間にはどのみちこれといった武器があるわけでもないので、とりあえず面接官に空気が読めることをアピールするのは正しい作戦と言えるだろう。同じ馬鹿なら空気が読めるほうがまだうっとおしくないのは間違いないのだから。
     
  • ベホイミスライム 2007-04-01 (日) 01:56:52
    国王に同意。
    くだらない話題を聞いてあげれる能力、相手を傷つけないよう気を使って話ができること。特に日本という村社会では、これができないと、「空気を読め」との名言を食らう。
     
  • '''' 2010-05-16 (日) 00:56:23
    先ほど家族でもんじゃ屋へ行っていた時に起きた出来事

    店員A→チョンボした女
    〃B→注文を受けた男
    〃C→責任者?
    ラストオーダー10時半

     10時半になり店員Aがラストオーダーを取りに来た。焼きそば2つ注文。でも飲み物は別だよねと父が聞くとはいと答えたので、頼まなかった。10分くらいして別の店員Bにレモンサワーを注文しようとすると、ラストオーダー過ぎてますとのたまう。あーやっちゃったなと思っていたら父が立腹し、さっきの店員は出来ると言ったが、もう要らんと怒鳴る。 B、店員Cを呼びに行く。ここまではありがちなミス

    店員C「なにか問題を起こしてしまったでしょうか」
    父、事情を説明。
    店員C「そうですか、申し訳ありません」
    父「もう要らないよ」
    店員C「でも、お作りできますよ」
    父「? ラストオーダーは過ぎてるんだよな?」
    店員C「いやwラストオーダーは両方半までですけどw作ることはできますから」
    父「じゃあ要らねぇよ」
    店員C「いや、でも大丈夫です、作れ――」
    父「要らねえよもう!」
    店員C「…申し訳ありません」

    父はその後あいつ(C)は客商売に向いてない、出世できんとか罵ってたけど
    これはCの対応に問題があるのか、父がDQNなのか
     

  • ここまで読んだよ 2010-05-16 (日) 02:39:15
    客商売的に言うなら・・・・

    名無しの父の怒りを静めることに終始(平謝りの連続)しなかったCが店員として最悪の対応
    この場合はCは怒りが静まるまで平謝りして(30分くらいの平謝りはアリ)、それでもダメなら名無し父をさっさと店から追い出す努力をする
    (矛盾を理由に常に怒り狂う客の場合は次に来ても怒り狂うから二度と来ないほうが店の雰囲気を守る意味でマシ・こういう性分の人間からの風聞は他の大衆はあまり信用しないし広まらないから、追い出すなら雑な対応でも良い・人身的危険や金銭的危険があるようなら110も辞すべきではない)

    怒りを静める前に矛盾がある対案を出すと、矛盾を指摘され泥沼になる(今回がその例)
    客の怒りは常に矛盾点が発端なので、新たな矛盾は作らないようにする
    逆に怒りが完全に静まったあとなら、矛盾がある対案を出しても、詫びの一環と感じてくれる(場合が多い)


    客側を見れば・・・・

    怒りに任せたDQN発言は、冷静さを欠いているだけなので一端聞き流す
    後に同じ事を訊いて見て、全く同じことを言うのであれば真のDQN
     


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Last-modified: 2010-08-24 (火) 18:40:23 (2951d)