とつげき東北

 真剣に対処すべき局面と、そうではない局面との状況的あるいは時間的、思想的差異を見極め、おのおのにおける行動を適切に分離すべきであるという、きわめて正常な行動類型に関して名言化した用語。
 確かに、言わんとしていることは正しい。家にいるときはパンツ1枚で歩き回ってよいし、外に出るときは服を着なければならぬ。葬式に行くときは喪服等を身にまとうべきだ。メタレベルにおいて、けじめは大事である。

 だが断じて、「けじめが大事」では「ない」。
 中学・高校教師たちは、音声学的調和を喪失し、手垢にまみれ、時には得意満面に口にされる「けじめ」という言葉の乱用が、「言葉の使用」に関して敏感な明晰な中・高生にとって、嘲笑の対象にしかならないことを知るべきである。

 ことあるごとにけじめ、けじめと小うるさく吹聴してまわっていた教師が、生意気な生徒に、ある日ついに「けって何やねん。何を締めればええねん。けじめ、かっこわるい」と指摘されたとしても、愚行を反復していた教師に過失があったのであるから、間違っても当該生徒を感情に任せて叱りつけるべきではない。
 ギャグで軽く流すのもよい。しかし、そのときこそ「けじめ」という語を不必要に悪用して生徒をたぶらかし続けてきた過去に対して「けじめ」をつけ、「けとは何か」を明証化すべきである。


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Last-modified: 2010-08-24 (火) 18:40:12 (2709d)